骨盤底筋、、、

一度は耳にした事があるのではないだろうか?出産後の尿漏れ、ポッコリお腹引き締め、、、などのジャンルでは、間違いなく出てくるこのワードを。
   
しかし表題を注意深く読んでほしい。『骨盤底筋』ではなく『骨盤底筋“郡”』となってはいないだろうか?
   
トレーナーなら誰でも知っている、『骨盤底筋』なる固有の筋肉などない事を。
   
一般的に言われている『骨盤底筋』とは、複数の筋肉からなる、骨盤を底から支える筋肉郡の事だ。
   
複数ある内のいくつかの筋肉はこちら↓
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さて、これらはあなたの身体にとって、どれほど重要なのだろうか?
   
冷静に人体のイメージを膨らませてほしい。
   
身体の中には、それはそれは無数の筋肉が存在するが、その中のたった3つの筋肉(筋群)だけが、他とは全く違った走行をしている。
   
「走行」と言うとややこしくなるので、ここでは一旦、「面している」と訳しておこう。
   
言葉で説明すればするほどややこしくなるのでここはイラストで。↓


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人体という3次元は上記のイラストのように3つの面からなる。
   
人体のほとんどの走行は、『全額面』or『矢状面(しじょうめん)』の方向に走っている。
   
だがしかし、たった3つの筋肉(筋群)だけは、これらに属さない。
   
それらの筋肉が属する面、それは『水平面』だ。
   
何に対して水平か?

もちろん『地』に対してである。

そしてその3つとはどこの筋肉(群)のことか??

それは

・骨盤底筋群
・横隔膜
・声帯

です。

“地”に対して水平と言うことは、家に例えると“床”の部分。

2階建ての家なら、

1階床部→骨盤底筋群
2階床部→横隔膜

となる。

さて、あなたがその家の一階にいる時に、あなたを支えているのはどこだろうか?

もちろん『床』だ。
    
この床がしっかりしてるから、あなたは支えられてるのであって、もしこの床がスライム状態だとしたら、
    
あなたは一歩進む度に、足が埋もれいってしまうだろう。
    
床がしっかりしてなければ、その上に置いてあるものは支えられない。
    
これは身体でも同じ事なのだ。
    
IMG_0733.jpeg 131.24 KBイラストのように、骨盤底筋群の上には種々の臓器が乗っかっている。そして、横隔膜の上には肺と心臓が乗っかっている。
    
これらが、骨盤底筋群と横隔膜によって支えられているのは一目瞭然だ。
    
そしてポッコリお腹を例に出せば、

この『床である骨盤底筋がもしスライムぐらいヤワなものなら、内臓が落ちてくる』

が起こって、結果、下腹部ポッコリ、、、


なんてことも、容易に想像つくのでは無いだろうか?
    
内臓が本来あるべき位置になければ、消化・吸収能力、循環能力、自己免疫能力は低下する。それは例えば、腸内細菌の悪化に影響し、それは不快として認識され、負のエネルギーを放出し始め、それが周囲へ波紋として広がって、他にダウントレンドの影響を与える、、、
    
『骨盤底筋を鍛えれば、ポッコリお腹が解消するよ^_^』

なーんて、見た目の事だけの簡単な問題では無いのだ。
    
横隔膜だって同じ。
    
『横隔膜使えるようになると、クビレができるよ^_^』

なーんて言う、ルッキズム的優位性だけで語れる代物では無い。
    
むしろ、『酸素供給と二酸化炭素の排泄、それに伴うエネルギー(気)の循環、脳細胞への刺激と影響の変換、または呼吸による和の創造、、、』


と言った大変高貴で奥深い世界へ繋がっていく、、、

ここまで語って大変申し訳ないが、とはいえエネルギーなどの部分は周りから観察してもなかなか分かりにくいので、

ここではこう言っておこう。

『ポッコリお腹を解消してくびれを作る!これであなたもモデルボディへ!!^_^^_^』

さあ!骨盤底筋群を使いこなそう!^_^^_^