少年野球を教えている誰もが直面する問題。いや、少年に限らず、または野球に限らず、球技をやるほぼ全ての人が直面する問題。
それは、、、
【身体の開きが早い】
という事だろう。
桑田真澄は言う。
『身体の開きが早いなんて誰でも言える。そんなのは指導でも何でもない』
と。
私もそー思う。
その開きの早さを、どれだけ修正出来るかが、コーチの腕の見せ所なのに、開かないように、身体を固定させて、バットを前に出す事だけを教えても、何の解決にもならない。
そもそもなぜ、身体の開きが早くなるのかを、身体のメカニズム的に理解しないと、この問題は解決しない。
そしてその理由は驚くほど簡単なものだ。
例えば右打者で、もしくは右ピッチャーで身体の開きが早い人間がいるとしよう。
その子たちに、左打ちで素振りをさせてみると、驚くほど身体が開かない。
投げるのも同じだ。
その原因は『左側の骨盤の反応の悪さ』なのだ。
“骨盤”と書いたが、これは一般的な名称で、解剖学用語では“寛骨(かんこつ)"と呼ぶ。
そんな事はどーでもいいんだけれど、私が20年以上トレーナーとして活動してきた結果、
それが野球だろうが、ゴルフだろうが、テニスだろうが、キックボクシングだろうが、サッカーだろうが、、、
9割以上が上記の理由による【身体の開き】だという事が判明しました。
では『左寛骨』を使えるようになるには、どこを鍛えれば良いのか?
これも簡単。
左下腹、左内腿、左お尻、、、欲を言えば左もも裏。です。
その鍛え方をないトレでは伝えてます。
そしてこれは、何もスポーツ選手だけが必要なわけではない。股関節痛になる人の多くが、これらの筋肉が弱まっている。
打ち方がどう、投げ方がどうこういう前に、まずはこれらの筋繊維に刺激を入れられるようなトレーニングをしない限り、【身体の開き】は収まることはないであろう。
これらの内容は、毎週行われる『ないトレ オンライントレーニング』で毎回伝えている。
2025/09/28 20:08